くせ毛でお悩みのお客様を多く担当させていただいている、長野の美容師NUIナガトメです。
くせ毛に関する話題を中心に取り上げつつ、美容師的観点(個人的な)で考えを記していきたいと思います◎
くせ毛や栗毛色『地毛証明』都立高の4割 生徒に届け出を求める
[blogcard url=”https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210225/k10012885111000.html”]冒頭を一部抜粋
都立高校の4割余りで、髪の毛が黒以外の色や、くせ毛の生徒に地毛であることを証明する届け出を求めていることが分かりました。東京都教育委員会は「事実誤認による頭髪の指導を防ぐためで強制ではない」と説明している一方、専門家は「時代にあっておらず、生まれつきの容姿の否定は存在自体の否定につながる」と話しています・・・
昔からありますよね、こういう話は。個人的にも『無駄に厳しすぎるんじゃないかな』と思うところもあるのですが、お客様に相談されたこともあるので自分なりの考えを書いていきたいと思います◎
高校生のヘアカラーをどう思うか
『ヘアカラー自体は楽しんでもいいのではないか』というのが率直な感想です。僕も高校生の時に初めてヘアカラーをしましたが、髪の毛が明るくなるだけでなんか垢抜けた感じがして嬉しかったんですよね。(実際は垢抜けていなかったが)
取り上げた記事にこんなことが書いてあります。
また、髪に関するルールを含めた校則全体について「納得できる答えをくれないまま『社会に出たときに通用しないよ』と言われても、社会に出たことがないので何も言えなくなる」と話しています。
『社会に出た時に通用しないよ』・・・
これは確かに高校生には響かないかもしれませんよね(35歳のおじさんにもあまり響きません)
どこで活動したいかによって違うのかもしれませんが、髪を染めて活躍している人って普通に多いですよね。髪の毛の色によってその人の容姿ってだいぶ変わりますし、むしろいろいろな可能性を知るにはいい機会な気も・・
が、
僕が不安視することは一つ。
アレルギーを起こす可能性
美容師となった自分は25歳くらいまでかなり髪色を変えました。1日にブリーチを3回して頭皮が『ぎゅううー・・ヒリヒリヒリ。』とするようなこともしばしば。
そしてそのうちヘアカラーをすると頭皮が2・3日痒いというようになり、『ジアミンアレルギーか、これは。』というようになったわけです。
ジアミンアレルギーに関してはこちらの方のブログがわかりやすく書かれています◎
[blogcard url=”https://atussy.com/diamine-allergie-syoki-16741/”]花粉症のように蓄積することによって起こりやすいアレルギーなので、あまり知識がない状態で自分で判断しながらカラーをするのは少し難しいかもしれませんよね。
特に若いうちにそう言いったアレルギーがでてしまうのは悲しいですからね。ヘアカラーをするにしても慎重になった方がいいのは間違いありません◎
くせ毛の地毛証明も酷な気が・・
うちにいらっしゃる方にも共通しますが、『くせ毛で良かった』と思っている方は割と少なく感じます。美容師からみれば扱いやすそうと思う方でも『ストレートの方が羨ましい』と言います。
基本的にはネガティブに感じやすいワードなのかもしれませんよね。それを『地毛証明しなさい』と言われても、
と、高校生の時の自分は思ってしまっていたかもしれません。
ストレートが良いとかくせ毛が良いとかではなく、『自分にとっては気になるもの』を変えたいと思うのは割と普通のことなのかなと思うのです。
今やメンズがマツエクやメイク、脱毛をする時代
そもそも時代的に男性でも『美』を意識する時代ですからね。そんな時代の中、昔ながらの考えだけを貫き通すのも難しいきもします。
もちろん変えてはいけないこともあるかもしれませんが、今一度ルールの定義なんかを考えても良いのかなと感じました。
僕が現代の高校生とかだったら脱毛はするかもしれません。(それくらい足の毛にコンプレックスがありましたので)
それを『地肌証明しなさい』と言われたら、、
考え方は柔軟にいきたいものですね◎